医療費控除とは?税金が安くなる?わかりやすく解説。

2019.03.17 更新
この記事の目次
働いてお金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる医療費控除いりょうひこうじょって知ってますか?この記事では医療費控除いりょうひこうじょとはどんなものなのか紹介していきます。
医療費控除いりょうひこうじょとは?

医療費控除とは簡単に説明すると、病院代などの医療費を支払った場合に税金の負担を軽くしてくれるという制度です。
医療費控除は所得控除のうちのひとつです。

では、医療費とはなんなのかもう少しくわしく見てみましょう。

医療費とは?

医療費とは、医師による診療費や治療に必要な医薬品の購入費などのことをいいます。また、家族のために支払った医療費なども含みます。
くわしい医療費については、医療費控除ページを参照。

では医療費控除はいったいどのくらいの金額なのか見てみましょう。

医療費控除いりょうひこうじょは最大200万円。

医療費控除の金額は以下のように決まります。

医療費控除の金額

医療費控除の計算例
たとえば、年間の医療費が30万円、補填ほてんされる金額は0円、少ないほうの金額が10万円だったとき、医療費控除は20万円になります。

30万円年間の医療費0円補填される金額 – 10万円 = 20万円医療費控除の金額
※10万円または総所得金額×5%で少ないほうの金額。

では、医療費控除を適用した計算をしてみましょう。

医療費控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで380万円、所得控除が133万円(38万円基礎控除 + 40万円医療費控除 + 55万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

390万円給与収入132万円給与所得控除  =  258万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(258万円)、次に課税所得を計算します。課税所得は、

258万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は133万円(38万円基礎控除 + 40万円医療費控除 + 55万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

258万円総所得金額133万円所得控除 = 125万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は

125万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得が195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

125万円課税所得 × 5% = 62,500円
所得税の税率については、所得税率とは?を参照。
所得税については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約13万円かかります。

となります。

もし医療費控除を利用しなければ?
医療費控除(40万円)を申請しなければ、そのぶん課税所得は増えるので、

(125万円 + 40万円)課税所得 × 5% = 82,500円

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約16万円かかります。

となり、控除を申請したときと比べて税金の負担が重くなってしまいます。

このように、控除してくれるおかげで税金が安くなっていることがわかります。もっと多くの医療費を支払っている場合にはさらに税金の負担は軽くなります。

▶くわしい医療費控除について

今回のコラムはここまでです。医療費控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい医療費控除については、こちらを参照。
所得税の計算については、所得税とは?を参照。
給与所得については、所得ってなに?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

医療費控除とは?税金が安くなる?わかりやすく解説。

この記事の目次
働いてお金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる医療費控除いりょうひこうじょって知ってますか?この記事では医療費控除いりょうひこうじょとはどんなものなのか紹介していきます。
医療費控除いりょうひこうじょとは?

医療費控除とは簡単に説明すると、病院代などの医療費を支払った場合に税金の負担を軽くしてくれるという制度です。
医療費控除は所得控除のうちのひとつです。

では、医療費とはなんなのかもう少しくわしく見てみましょう。

医療費とは?

医療費とは、医師による診療費や治療に必要な医薬品の購入費などのことをいいます。また、家族のために支払った医療費なども含みます。
くわしい医療費については、医療費控除ページを参照。

では医療費控除はいったいどのくらいの金額なのか見てみましょう。

医療費控除いりょうひこうじょは最大200万円。

医療費控除の金額は以下のように決まります。

医療費控除の金額

医療費控除の計算例
たとえば、年間の医療費が30万円、補填ほてんされる金額は0円、少ないほうの金額が10万円だったとき、医療費控除は20万円になります。

30万円年間の医療費0円補填される金額 – 10万円 = 20万円医療費控除の金額
※10万円または総所得金額×5%で少ないほうの金額。

では、医療費控除を適用した計算をしてみましょう。

医療費控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで380万円、所得控除が133万円(38万円基礎控除 + 40万円医療費控除 + 55万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

390万円給与収入132万円給与所得控除  =  258万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(258万円)、次に課税所得を計算します。課税所得は、

258万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は133万円(38万円基礎控除 + 40万円医療費控除 + 55万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

258万円総所得金額133万円所得控除 = 125万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は

125万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得が195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

125万円課税所得 × 5% = 62,500円
所得税の税率については、所得税率とは?を参照。
所得税については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約13万円かかります。

となります。

もし医療費控除を利用しなければ?
医療費控除(40万円)を申請しなければ、そのぶん課税所得は増えるので、

(125万円 + 40万円)課税所得 × 5% = 82,500円

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約16万円かかります。

となり、控除を申請したときと比べて税金の負担が重くなってしまいます。

このように、控除してくれるおかげで税金が安くなっていることがわかります。もっと多くの医療費を支払っている場合にはさらに税金の負担は軽くなります。

▶くわしい医療費控除について

今回のコラムはここまでです。医療費控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい医療費控除については、こちらを参照。
所得税の計算については、所得税とは?を参照。
給与所得については、所得ってなに?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。