所得税・住民税関連
更新日:2019年2月8日
この記事の目次
一時所得とは
一時所得とは「ギャンブルや懸賞金などの臨時収入」のことをいいます。計算式を以下に示します。

一時所得の計算式

一時所得の計算例
たとえば、ギャンブル等で得た収入が100万円だったとき。一時所得は、

100万円ギャンブル等で得た収入0円支出50万円特別控除額 = 50万円一時所得
※わかりやすくするために、収入を得るために支出した金額は0円としています。

となります。

そして一時所得の半分(25万円)が総所得金額として合計されます。その後、合計した金額(総所得金額)に所得税がかけられる仕組みになっています。
一時所得は各種の所得と合計される総合課税です。
【例】一時所得の税金
たとえば、給与収入が100万円、ギャンブル等で得た収入が100万円の場合。

まず給与所得を算出します。給与所得は、

100万円給与収入65万円給与所得控除 = 35万円給与所得
給与所得や給与所得控除については、こちらを参照。

となります。

次に、一時所得は、

100万円ギャンブル等で得た収入50万円特別控除額 = 50万円一時所得
※わかりやすくするために、収入を得るために支出した金額は0円としています。

となります。

次に、給与所得と一時所得の半分を合計し、総所得金額を算出します。

50万円一時所得 ÷ 2 + 35万円給与所得 = 60万円総所得金額
総所得金額については、総所得金額とはを参照。

したがって、課税所得は、

60万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得

課税所得については、課税所得とは?を参照。
所得控除については、所得控除とは?を参照。

となります。所得控除しょとくこうじょを38万円とすると、課税所得は、

60万円総所得金額38万円所得控除 = 22万円課税所得

課税所得については、課税所得とは?を参照。
所得控除については、所得控除とは?を参照。

となります。所得税をもとめる式は、

22万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得が195万円以下のときは税率が5%なので、所得税は、

22万円課税所得 × 5% = 11,000円

所得税率については、所得税の税率を参照。
所得税については、所得税とはを参照。

となります。

確定申告をする必要は?
サラリーマンやアルバイトの方でもギャンブル等で臨時収入があったときには確定申告をする必要があります。ただし、以下のような場合は確定申告をする必要はありません。

確定申告が不要なとき

  • 給料をもらっていて、かつ、そのほかの各種所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円以下の場合。

くわしい確定申告についてはこちらを参照。

こんなときは確定申告が不要

たとえば、給料をもらっていて、そのほかに得た所得が一時所得のみで20万円以下のときには確定申告をする必要はありません。したがって、そのほかに得た所得が一時所得のみであり、ギャンブル等で得た収入が70万円以下ならば確定申告をする必要はないということです。

70万円ギャンブル等で得た収入0円支出50万円特別控除額 = 20万円一時所得

※ただし、住民税については所得が発生した段階で確定申告する必要があります。したがって、得た収入が50万円を超えたときは確定申告をする必要があります。
一時所得の確定申告の手順は?
給料をもらっており、一定以上の一時所得がある方は確定申告をする必要があります。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページを参照。

確定申告が必要な人や必要なものは?