Uber Eatsでも節税できる?税金が安くなる個人事業主の手続き

2022.06.01 更新
フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で稼ぐひとは個人事業主の手続きをすると税金や保険料などを安くできる場合があります。この記事ではフードデリバリー(UberEats、出前館、menuなど)で稼いだときの節税について説明していきます。
この記事の目次
本気で稼ぐつもりなら節税の手続きをしよう

フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で稼いだお金は雑所得になるので、節税をすることは難しいかもしれません。

しかし、ウーバーイーツなどを事業として行っているのなら稼いだお金は事業所得になるので、わりと簡単に節税することができます。

フードデリバリーでたくさんお金稼ぐつもりの方はどれくらい税金が安くなるか等のことをチェックしておくことをオススメします。

この記事の要点

  • ウーバーイーツを事業として行っているなら節税できる。

  • 節税するには個人事業主になる手続きなどが必要になる。

  • 安くなるのは手続きをしてから翌年。

  • 年収300万円なら節税の手続きをすると15万円手取りが増える。

では最初に、フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で稼いだ収入の節税について下記で説明していきます。雑所得と事業所得の違いがよくわかっていない方などはチェックしておきましょう。


ウーバーイーツなどで稼いだ収入も節税できる?

上記でも説明したように、フードデリバリー(UberEatsなど)で稼いだお金は雑所得になるので、節税をすることができません。
※雑所得とは、雑多な収入(YouTubeやブログ、仮想通貨など)についての所得のこと。

しかし、ウーバーイーツを事業として行っているのなら稼いだお金は事業所得として申告することができます。


ウーバーイーツの収入を事業所得として申告すれば青色申告特別控除などの「節税のメリット」を受けることができます。

したがって、ウーバーイーツを副業ではなく、本気で取り組むつもりなら個人事業主になる手続きをしてお金を稼ぎましょう。

事業所得で受けられる節税のメリットは?

個人事業主の事業として申請すればフードデリバリー(UberEatsなど)の収入は事業所得となります。事業所得なら以下のような節税などのメリットが受けられます。

  • 青色申告特別控除を適用することで65万円の控除を受けられる
    ※つまり、税金や保険料が安くなるということ。
  • 事業のために購入したものが30万円未満なら経費にできる
    など。くわしくは事業所得とは?を参照。

では次に、節税をするにはどんな手続きをすればいいのか下記で説明していきます。個人事業主になってからフードデリバリーでたくさんお金を稼ぐつもりの方はチェックしておきましょう。


節税をするにはどんな手続きをすればいいの?

上記でも説明したように、個人事業主になってフードデリバリー(UberEatsなど)の収入を事業所得として申告すれば節税のメリットを受けることができます。

ウーバーイーツの収入を事業所得として申告して節税のメリットを受けるには以下の手続きをする必要があります。

個人事業主として節税のメリットを受けたい方はチェックしておきましょう。

節税のメリットを受けるために必要な手続き


▶手続きがわからない人はどうする?

これらの手続きが何にもわからないという方は「マネーフォワード」や「freee」「弥生」といった青色申告クラウドサービスを利用しましょう。個人事業主に必要な書類をまとめて作成できます。

※個人事業主として節税のメリットを受けたいひとは青色申告クラウドサービスを利用することをオススメします。確定申告をする際に申告書の作成が楽になります。個人事業主の味方になってくれるサービスなので利用を検討してみてください。


安くなるのは手続きをしてから翌年

手続きをすればすぐに節税のメリットが受けられるわけではありません。たとえば、2020年3月15日までに青色申告の申請をした場合、2021年の確定申告で2020年度分の会計を青色申告できることになります。

つまり、申請した翌年に節税のメリットが受けられるというわけです。したがって、申請をしてすぐ節税のメリットを受けられるわけではないので注意しましょう。

では次に、年収別に税金や手取りなどがどれくらいになるか下記で説明していきます。節税前と節税後で比較シミュレーションしているので気になる方はチェックしておきましょう。


1年間で100万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ウーバーイーツの収入別に比較してみよう

フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で100万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


❶節税前と❷節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で100万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約40,000円です。
所得税10,500円、住民税が約30,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。免除制度をした場合は保険料は軽減されます。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約110,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約650,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で100万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は0円です。
所得税0円、住民税が0円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。全額免除をした場合は保険料は0円になります。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約55,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。保険料が減額された場合には2~5割減額されます。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約745,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をするとどっちが多くなる?

➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約10万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約650,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約745,000円


▶なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

副業でウーバーイーツをするひとは?
個人事業主として本業でウーバーイーツをやるのではなく、本業が会社員などであり、副業として行う場合もあると思います。副業でお金を稼ぐ場合は、税金が上乗せされることになります。
※勤務先の社会保険に加入している場合。

くわしくは下記の記事で解説しています。

副業すると税金はいくら増える?年収別シミュレーション

また、基本的には確定申告をしなければいけないので、副業が禁止されている職場で働いている方は注意しましょう。

1年間で200万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ウーバーイーツの収入別に比較してみよう

フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で200万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で200万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約176,000円です。
所得税約56,000円、住民税が約120,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約200,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約1,420,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で200万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約90,000円です。
所得税約26,000円、住民税が約63,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約140,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約1,570,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をするとどっちが多くなる?

➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約15万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約1,420,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約1,570,000円


▶なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

1年間で300万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ウーバーイーツの収入別に比較してみよう

フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で300万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で300万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約316,000円です。
所得税約105,000円、住民税が約210,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約300,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,200,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で300万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約225,000円です。
所得税約72,000円、住民税が約153,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約237,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,340,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をするとどっちが多くなる?

➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約15万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約2,190,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約2,340,000円


▶なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

1年間で400万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ウーバーイーツの収入別に比較してみよう

フードデリバリー(UberEats、出前館、menuなど)で400万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で400万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約500,000円です。
所得税約195,000円、住民税が約300,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約400,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,910,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で400万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約379,000円です。
所得税約136,000円、住民税が約243,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約330,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約3,090,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をするとどっちが多くなる?

➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約18万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約2,910,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約3,090,000円


▶なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

1年間で500万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ウーバーイーツの収入別に比較してみよう

フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で500万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で500万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約730,000円です。
所得税約339,000円、住民税が約390,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約490,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約3,580,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

▶1年間で500万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約560,000円です。
所得税約227,000円、住民税が約334,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で約199,000円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約430,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約3,810,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をするとどっちが多くなる?

➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約23万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約3,580,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約3,810,000円


▶なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

ここまでのまとめ

ここまで説明したように、フードデリバリー(UberEats、出前館、menuなど)の収入を事業所得として申請すれば、雑所得で申請した場合と比べて税金などが安くなるので手取りが増えます。


ウーバーイーツなどを事業として行うつもりの方は個人事業主の申請をして節税などのメリットを受けましょう。

ただし、個人事業主としてがっつりお金を稼ぐ場合、確定申告が少し複雑になります。
※青色申告クラウドサービス(freeeや弥生、マネーフォワードなど)を利用すれば、確定申告書の作成が楽になるので安心してください。

ここまでのまとめ

  • ウーバーイーツの収入を事業所得として申請すると、節税のメリットが受けられる
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 事業所得として申請するには個人事業主になる手続きが必要
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • ウーバーイーツの収入を事業所得と雑所得の場合で比べると、事業所得のほうが手取りが増える
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 節税のメリットを受けられるのは手続きをした翌年からなので、申請を忘れないように気をつける。
    ※くわしくは上記で説明しています。

以上のように、事業所得として申告すれば節税などのメリットを受けることができることを覚えておきましょう。個人事業主のメリットなどについては下記の記事で説明しています。