年金・保険関連
更新日:2021年4月13日
ここでは後期高齢者医療制度とはなにか、加入条件や保険料の計算などについて説明しています。
後期高齢者医療制度とは?の目次



後期高齢者医療制度とは?
後期高齢者医療制度とは、4種類ある国の医療保険のうちのひとつです。75歳になるとそれまで加入していた医療保険から自動的に移行することになります。

※運営は各都道府県にある後期高齢者医療広域連合が行っています。
後期高齢者医療制度はどんなことをしてくれるの?
後期高齢者医療制度はケガや病気の治療費を安くしてくれたり色々なことをしてくれます。くわしくはこちらで説明しています。
加入条件は?
75歳になるとそれまで加入していた医療保険から自動的に後期高齢者医療制度に移行することになります。

※65歳以上75歳未満で一定の障害がある方(本人の申請に基づき、広域連合の認定を受けた方)は後期高齢者医療制度の被保険者となります。
後期高齢者医療制度の手続きは?
後期高齢者医療制度の保険証に関する手続きは不要です。75歳の誕生日までにお住まいの役所から保険証が郵送されることになっています。
保険料は?どれくらい?
後期高齢者医療制度の保険料は下記の計算式のとおり、「所得割」「均等割」の合計で1年間の保険料が決定されます。

保険料の計算式


所得割:(年間の所得金額-43万円)×所得割率
均等割:均等割額×加入者数
所得割の計算についてはこちらを参照。

所得割とは、前年の所得に応じて計算される部分です。
均等割とは、加入者の数に応じて計算される部分です。
例)年間収入が年金のみで収入が153万円以下の場合の保険料は?

年間の保険料は13,230円(7割軽減)になります。
※東京都、所得割額0円、均等割額44,100円、本人が世帯主、加入者数1人として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります。まず所得割をもとめるために年金についての所得金額を計算します。年金についての所得は、

153万円年金収入110万円公的年金控除 = 43万円年金についての所得(雑所得)

となります。年金についての所得(雑所得)がわかったので所得割を計算します。所得割は、

(43万円雑所得 – 43万円) × 所得割率 = 0円所得割額
※43万円はすべての方が一律に引かれる控除です。

となります。次に均等割を計算します。加入者は1人なので均等割は、

44,100円均等割 × 1人加入者数 = 44,100円均等割額

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は、

0円所得割額 + 44,100円均等割額 = 44,100円保険料

となります。また、世帯主が本人、被保険者数は本人のみであり、世帯の所得が43万円以下なので保険料が7割減され、

44,100円保険料 × 0.3 = 13,230円1年間の保険料
※世帯の総所得金額等の合計が43万円+(公的年金の所得者または給与所得者の合計数※-1)×10万円 以下の場合は7割減されます。
※公的年金または給与所得者の合計数とは、同じ世帯にいる公的年金等収入が125万円超または給与収入が55万円を超える被保険者および世帯主の合計人数。
※65歳以上の公的年金所得については、その所得から15万円を控除した金額が判定対象となります(公的年金所得が15万円以下の場合は0円となります)。

となります。以上のように、1年間の年金収入があまり多くなければ後期高齢者医療制度の保険料はそれほど高くありません。
※注意:所得割や均等割などの金額はお住まいの地域によって変わります。くわしくはお住まいの地域の後期高齢者医療制度ページを参照。

例)年間収入が年金のみで収入が230万円の場合の保険料は?

年間の保険料は111,244円になります。
※東京都、所得割率8.72%、均等割額44,100円、本人が世帯主、加入者数1人として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります。まず所得割をもとめるために年金についての所得金額を計算します。年金についての所得は、

230万円年金収入110万円公的年金控除 = 120万円年金についての所得(雑所得)

となります。年金についての所得(雑所得)がわかったので所得割を計算します。所得割は、

(120万円雑所得 – 43万円) × 8.72%所得割率 = 67,144円所得割額
※43万円はすべての方が一律に引かれる控除です。

となります。次に均等割を計算します。加入者は1人なので均等割は、

44,100円均等割 × 1人加入者数 = 44,100円均等割額

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は、

67,144円所得割額 + 44,100円均等割額 = 111,244円保険料

となります。
※注意:所得割や均等割などの金額はお住まいの地域によって変わります。くわしくはお住まいの地域の後期高齢者医療制度ページを参照。