親に扶養されているひとがブログで稼いだときの税金は?

2021.02.21 更新
親の扶養に入っている方がブログでお金を稼いだ場合に気をつけることがいくつかあります。この記事ではブログ収入によって扶養がどうなるかについて説明していきます。
この記事の目次

ブログで稼いだけど親に扶養されている場合どうなるの?

親に扶養されている子供がブログでお金を稼いでいる場合に気になるのが扶養控除(税金が安くなる制度)社会保険の扶養です。

子供でもブログの利益がたくさんあれば扶養の対象から外れることになります。
※扶養の対象から外れると親の税金が上がったり、自分で支払う保険料が発生したりします。


では、親に扶養されている子供がブログでどれくらいお金を稼いでいると扶養の対象から外れるのかくわしく見ていきましょう。

ブログ収入が48万円を超えると扶養から外れる?

ブログでお金をたくさん稼いだことによって扶養から外れると、親が扶養控除(税金が安くなる制度)を利用できなくなります。そうなれば、親が支払う税金がふえてしまいます。


親が扶養控除を利用するには、子供の合計所得金額が1年間で48万円以下でなければいけません。ブログの稼ぎがこの金額を超えてしまうと親が扶養控除を利用できなくなります。


つまり、1年間(1月~12月まで)のブログ収入を48万円以内にしておけば問題はありません。

ブログ収入で合計所得金額48万円とは?
たとえば、あなたが1年間(1月~12月まで)にブログで稼いだ金額が48万円とすると、

48万円ブログ収入0円経費 = 48万円雑所得
※計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
※ブログ収入は雑所得としています。

となります。ブログ以外に収入が無いとすると、あなたの合計所得金額は

48万円雑所得 = 48万円合計所得金額
※合計所得金額については合計所得金額とは?を参照。

となります。この場合、合計所得金額が48万円以内なのであなたは扶養控除の対象になります。つまり、ほかに収入がなければ48万円までならブログでお金を稼いだとしても親の扶養控除の対象になるということです。

ブログのほかにアルバイトもしている場合は?

たとえばブログのほかにアルバイトもしており、1年間(1月~12月まで)の給料が90万円、ブログの稼ぎが25万円(雑所得)の場合は扶養控除の対象になるのか見ていきましょう。

まず、給与所得は、

90万円給与収入55万円給与所得控除 = 35万円給与所得
※給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。
こちらのシミュレーションで給与所得の計算ができます。

となります。

つづいて、雑所得は、

25万円ブログ収入0円経費 = 25万円雑所得
※計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
※ブログ収入は雑所得としています。

となります。

したがって、あなたの合計所得金額は、

35万円給与所得 + 25万円雑所得 = 60万円合計所得金額
※合計所得金額については合計所得金額とは?を参照。

となります。この場合、合計所得金額が48万円を超えてしまっているので、あなたは扶養控除の対象から外れてしまいます。したがって、あなたの親は扶養控除を利用できなくなるので税金の負担が増えてしまいます。

扶養から外れると親の負担はいくら増す?

あなたがブログでお金を稼ぎ、扶養から外れてしまい、親が扶養控除を利用できなくなってしまった場合、あなたの親の税金の負担は約5~17万円増えてしまうことになります。
※親の年収が250~900万円、子供が高校生~大学生としてシミュレーションした場合。


親に扶養されている子供の年齢によってどれくらい税金の負担が増えてしまうかについては以下にシミュレーションしてまとめました。

扶養控除の対象外になった場合はどれくらい負担が増す?

 
16歳以上の子供が扶養から外れた場合
 

親族の年収 親族が支払う税金
年収250~400万円のとき 親族が支払う税金は約52,000円高くなります。
※所得税は19,000円、住民税は33,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収500~600万円のとき 親族が支払う税金は約71,000円高くなります。
※所得税は38,000円、住民税は33,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収700~900万円のとき 親族が支払う税金は約110,000円高くなります。
※所得税は76,000円、住民税は33,000円

※所得税と住民税はこちらで計算

※扶養控除の対象となる家族1人あたり
※上記の表は親族(40歳以下・社会保険加入のサラリーマン)が扶養控除を利用できなくなった場合のシミュレーション。





19歳以上22歳以下の子供が扶養から外れた場合
 

親族の年収 親族が支払う税金
年収250~430万円のとき 親族が支払う税金は約77,000円高くなります。
※所得税は31,500円、住民税は45,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収540~640万円のとき 親族が支払う税金は約110,000円高くなります。
※所得税は63,000円、住民税は45,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収740~940万円のとき 親族が支払う税金は約170,000円高くなります。
※所得税は126,000円、住民税は45,000円

※所得税と住民税はこちらで計算

※扶養控除の対象となる家族1人あたり
※上記の表は親族(40歳以下・社会保険加入のサラリーマン)が扶養控除を利用できなくなった場合のシミュレーション。

収入が130万円以上で社会保険の扶養から外れる?

あなたが親に扶養されており、あなたの収入が1年間で130万円以上になると社会保険の扶養から外れてしまいます
※ブログや給料等の収入の合計が130万円以上。


社会保険の扶養から外れると、自分で国民健康保険に加入して保険料を支払うことになります。


保険料は安い金額ではないので、自分で支払うことになる場合は覚悟しましょう。以下で保険料のシミュレーションをしています。

自分で支払う保険料はどれくらい?

たとえばブログの収入(雑所得)が1年間で130万円でそれ以外に収入がない場合、国民健康保険料は年間で約14万円になります。
※経費は0円としています。
※国民健康保険については国民健康保険とは?を参照。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。
※東京都世田谷区、年齢39歳以下、加入者1人としてシミュレーションしています。

ブログ収入が20万円以内なら申告する必要はない?

ブログ収入があるときは確定申告をして所得の申告をする必要があります。
※ちなみに、利益が48万円以内なら確定申告をしても税金は0円です。


ですが、あなたがアルバイトをしながらブログ収入もある場合、ブログ収入が1年間(1月~12月まで)で20万円以内なら確定申告をする必要がありません。


したがって、所得の申告などをするのが面倒なひとはブログ収入を20万円以内に調整しておくことをオススメします。

20万円以内なら確定申告は不要
あなたがサラリーマンやアルバイトなどで給料をもらっている場合、ブログの稼ぎがあれば税金が加算されますが、給料をもらっているひとは雑所得(ブログ収入)が1年間で20万円以内ならば確定申告をしなくてもいい決まりになっています。
※経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。
雑所得(ブログ収入)がある場合の確定申告は?
今はネットでかんたんに確定申告書が作成できます。作成した申告書を税務署に郵送すると申告完了となります。

もし、確定申告をするのが不安な方は試しにテキトーに金額を入力して申告書のつくりかたを練習してみてもいいかもしれません。税務署に郵送する申告書に正しい金額を入力すれば問題ないので、ためしに申告書を何枚も作ってみましょう。


確定申告のながれ
STEP➊源泉徴収票など必要なものを用意する
STEP➋確定申告書を作成する
STEP➌確定申告書を郵送する(税金を支払う)

ブログの稼ぎごとの税金シミュレーション

ブログでお金を稼いだときにかかる税金をシミュレーションした結果を以下にまとめました。

ブログでお金を稼ごうとしている場合はチェックしておきましょう。

ブログでお金を稼いだときの税金表

収入がブログによる利益だけの場合、税金は以下のようになります。



ブログ収入(雑所得) あなたにかかる税金
100万円 約4万円
200万円 約18万円
300万円 約31万円
400万円 約50万円
500万円 約73万円




税金以外にも手取りや保険料なども知りたい方は以下のページをチェックしておきましょう。

ここまでのまとめ

ブログ収入と扶養の関係をまとめたものが以下になります。

ブログでお金を稼ぎつつ親に扶養されている方はチェックしておきましょう。

ここまでのまとめ

  • ブログ収入が48万円を超えると親の税金の負担が増える
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • ブログ以外にアルバイトの収入もある場合は所得を合算して48万円を超えると扶養から外れる。
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • ブログでお金をたくさん稼いで扶養から外れると、親の税金が約5万円~17万円増える。
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 収入が130万円以上になると自分で保険料を支払うことになる。
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 基本的に確定申告が必要だが、アルバイトなどもしており、ブログ収入が20万円以内なら確定申告は必要なし。
    ※くわしくは上記で説明しています。

ここまでブログでたくさんお金を稼ぐと親の税金が上がったり、自分で支払う保険料が増えたりすることを説明してきました。


しかし、あなたが数百万円・数千万円などのお金を稼げる見込みがあるなら扶養なんて気にせずに集中してガンガン稼いでお金を稼ぐ力を育てたほうが賢明です。


扶養から外れてもせいぜい10~30万円の負担増になるだけなので、稼げるなら扶養なんて気にせずにどんどん稼ぎましょう。

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