ブログ収入はいくらから税金がかかる?扶養外れる?学生も?

2021.12.03 更新

ブログでアフィリエイト等の広告収入を得て生活しているひとは多くいます。この記事ではブログ収入を得たときの税金について説明していきます。
この記事の目次
ブログ収入にも税金がかかる?

ブログの広告収入(アフィリエイト等)にも税金はかかります。したがって、ブログでお金を稼いだ場合は確定申告によって税金を納めなければいけません。

ただし、1年間の収益がおこづかい程度なら税金はかかりません。また、確定申告が必要ない場合もあります。

ブログでお金を稼ぐつもりの方は税金や確定申告についてチェックしておくことをオススメします。

この記事の要点

  • 収入がブログだけの人は45万円以下なら税金がかからない。

  • 扶養されている人は103万円じゃなくて48万円に注意。

  • ブログで稼いだら基本的には確定申告が必要。

  • 確定申告書はネットでかんたんに作れる。

  • 給料をもらっているひとはブログ収入が少なければ確定申告をしなくてもいい。

では最初に、1年間のブログ収入がいくらから税金が発生するのか下記で説明していきます。ブログでお金を稼ぐつもりの方はチェックしておきましょう。


ブログ収入はいくらから税金がかかる?

サラリーマンやアルバイトをして給料をもらっている人はブログで収入が発生したときから税金がかかる場合がほとんどです。


しかし、給料が少ない人などはブログ収入があっても税金がかからない場合があります。


以下に学生や無職の場合などについてもブログ収入(アフィリエイト等)があったときの税金についてまとめました。

サラリーマンやアルバイトの場合は?

サラリーマンやアルバイトはブログで収益が発生すれば税金がかかります。ただし、給与所得と雑所得(ブログ収入)の合計が1年間で45万円以下なら税金はかかりません。
※経費は0円としています。雑所得については雑所得を参照。
※45万円を超えると住民税がかかります。
※48万円を超えると所得税がかかります。
※未成年の場合は48万円以下なら税金がかかりません。
ただし、ブログ収入があっても税金を納めなくていい場合があります。これについてはページ下記の「確定申告をする必要はある?」で説明しています。


個人事業主の場合は?

個人事業主ブログで収益が発生すれば税金がかかります。ただし、事業所得と雑所得(ブログ収入)の合計が1年間(1月~12月まで)で45万円以下なら税金はかかりません。
※ブログの活動を事業としている場合はブログで得た収益は事業所得となります。雑所得については雑所得を参照。


学生の場合は?

学生の場合はブログ収入が1年間(1月~12月まで)で45万円を超えると税金がかかります。
※45万円を超えると住民税がかかります。
※48万円を超えると所得税がかかります。
※未成年の場合は48万円以下なら税金がかかりません。
※経費は0円としています。雑所得については雑所得を参照。



アルバイトをしている学生の場合は給与所得と雑所得(ブログ収入)の合計が1年間(1月~12月まで)で45万円以下なら税金はかかりません。
※未成年の場合は48万円。雑所得については雑所得とは?を参照。


収入がブログ収入だけだったら?

現在無職であり、収入がブログ収入のみである場合は、ブログ収入が1年間(1月~12月まで)で45万円以下なら税金はかかりません。
※45万円を超えると住民税がかかります。
※48万円を超えると所得税がかかります。
※未成年の場合は48万円以下なら税金がかかりません。
※経費は0円としています。雑所得については雑所得を参照。


ブログ収入を得ても税金がかからない計算例

たとえば1年間(1月~12月まで)の給料が80万円、ブログ収入が20万円(雑所得)の場合。

まず給与所得は、

80万円給与収入55万円給与所得控除 = 25万円給与所得
※給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。
こちらのシミュレーションで給与所得の計算ができます。

となります。

つづいて、雑所得は、

20万円ブログ収入0円経費 = 20万円雑所得
※計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
※ブログ収入は雑所得になります。

となります。

したがって、あなたの合計所得金額は、

25万円給与所得 + 20万円雑所得 = 45万円合計所得金額
※合計所得金額については合計所得金額とは?を参照。

となります。上記の場合、1年間(1月~12月まで)の所得の合計が45万円以下なので所得税住民税もかかりません。

では次に、ブログ収入があるひとの確定申告について下記で説明していきます。場合によっては確定申告が必要ないときもあるのでチェックしておきましょう。


確定申告をする必要はある?


ブログの広告収入(アフィリエイト等)があるときは、基本的に確定申告をして所得の申告をすることになります。
※ただし、合計所得が48万円以下なら申告しても所得税は0円になります。
※住民税の申告についてはお住まいの市区町村によります。


ただし、サラリーマンやアルバイトなどのように給料をもらっている人の場合、ブログ収入がそれほど多くなければ確定申告をする必要がありません。


したがって、自分がサラリーマンなどであり、税金の申告をするのが面倒なひとは1年間のブログ収入を調整しておくことをオススメします。
※1月~12月の1年間。

以下にサラリーマン、学生、無職、個人事業主の場合についてそれぞれ説明しています。ブログで広告収入を稼ぐつもりの方は確定申告をしなくてもいい金額をチェックしておきましょう。

個人事業主の場合
個人事業主の場合は雑所得(ブログ収入)が発生すれば申告をする必要があります。
※雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。


無職の場合
無職の場合は雑所得(ブログ収入)が1年間で48万円以下なら所得税が0円となります。48万円を超えた場合には確定申告をしなくてはいけません。
※ただし、無職の方は所得が0円でも確定申告をすることをオススメします。本人の所得が0円であることを役所で確認できれば保険料などが減額されるので、確定申告をして自分の所得を申告しておきましょう。


学生の場合は?
アルバイトをしていない学生は?
学生の方は雑所得(ブログ収入)が1年間で48万円以下なら所得税が0円となります。48万円を超えた場合には確定申告をしなくてはいけません。



アルバイトをしている学生は?
アルバイトをしている学生については1月~12月の1年間の雑所得(ブログ収入)が20万円以下の場合は確定申告をする必要はありません。
※経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。
参照:国税庁の給与所得者で確定申告が必要な人ページ



注意:親族の税金が上がる?
48万円を超えて確定申告をした場合には親族が支払う税金が上がってしまうことになります。くわしくは上記の扶養から外れる?103万円の壁はブログ収入とは関係ない?で説明しています。


サラリーマンやアルバイトの場合
給料のほかにブログ収入が加われば税金が増えることになります。
ですが、アルバイトやサラリーマンなどの勤務先から給料をもらっている方の場合、雑所得(ブログ収入)が1年間(1月~12月まで)で20万円以下ならば確定申告をしなくていい決まりになっているので、ブログで稼いだぶんの税金はかからないことになります。
したがって、確定申告をするのが面倒な方は1年間のブログ収入を20万円以下にすることをおすすめします。

※経費は0円としています。雑所得については雑所得とは?を参照。
参照:国税庁の給与所得者で確定申告が必要な人ページ

では次に、ブログ収入がある場合の確定申告のやりかたについて下記で説明していきます。ネットでかんたんに申告書を作成できるので確定申告のながれをチェックしておきましょう。


雑所得(ブログ収入)がある場合の確定申告のやりかたは?

今はネットでかんたんに確定申告書が作成できます。作成した申告書を税務署に郵送すると申告完了となります。

ブログでたくさんお金を稼いでおり、確定申告が必要になった方は下記のページを参考に申告書を作成してみましょう。

確定申告をする期間は決まっており、今年1年間(1月~12月まで)の収入について確定申告をする場合は翌年の2月16日~3月15日のあいだに申告をしましょう。

確定申告のながれ
STEP➊源泉徴収票など必要なものを用意する
STEP➋確定申告書を作成する
STEP➌確定申告書を郵送する(税金を支払う)

確定申告書は期限を過ぎても提出することはできますが、延滞税などが加算される場合があるのでなるべく早く提出することをオススメします。

もし、確定申告をするのが不安な方は試しにテキトーに金額を入力して申告書のつくりかたを練習してみてもいいかもしれません。

税務署に郵送する申告書に正しい金額を入力すれば問題ないので、ためしに申告書を何枚も作ってみましょう。

では次に、ブログ収入と扶養の関係について下記で説明していきます。親族の税金に関わることなので扶養されている方はチェックしておきましょう。

扶養から外れる?103万円の壁はブログ収入とは関係ない?

103万円の壁とは「親族の税金の負担が増すボーダーライン」のことをいいます。収入が103万円を超えてしまうと扶養の対象から外れて親族の税金が約5~17万円高くなってしまうことになります。
※親に扶養されている場合に限ります。くわしくは扶養控除とは?を参照。


ただし、この103万円の壁とは「アルバイト等の給与収入のみ」で考えた場合のボーダーラインです。ここにブログ収入(アフィリエイト等)が入ってくると103万円の壁ではなくなり、話が変わってきます。


くわしく説明するために、まず合計所得金額の説明をしていきます。以下の計算例のとおり、給与収入のみで103万円とは「給与所得48万円」であり、ほかに所得がないので合計所得金額は48万円となります。

合計所得金額48万円の計算例
たとえば1年間(1月~12月まで)の給与収入が103万円のとき、給与所得は、

103万円給与収入55万円給与所得控除 = 48万円給与所得(合計所得金額)
給与所得や給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。

となります。所得が他にないので合計所得金額48万円となります。

この合計所得金額48万円という金額が上記で説明したボーダーラインであり、48万円以下ならあなたは扶養親族でいられるので親族の税金は増えません

ですが、あなたの1年間の合計所得金額が48万円を超えてしまうと親族の税金が高くなってしまうことになります。

つまり、上記で説明した「103万円の壁」とは、くわしく言い換えると「合計所得金額48万円の壁」ということになるわけです。

給料以外にブログ収入がある場合のシミュレーションをしてみよう

では、あなたが給料以外にブログ収入(アフィリエイト等)を得ている場合の合計所得金額をシミュレーションしてみましょう。

たとえば、アルバイトで1年間(1月~12月まで)の給与収入が50万円、1年間のブログ収入(雑所得)が53万円とすると、合計の収入は103万円になりますが、合計所得金額は以下のように53万円となります。

まず給与所得を計算

50万円給与収入55万円給与所得控除 = 0円給与所得
※給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。


次に給与所得とブログ収入(雑所得)を合計

0円給与所得 + 53万円雑所得 = 53万円合計所得金額
※雑所得については雑所得とは?を参照。

上記の場合、「合計所得金額48万円の壁」を超えてしまっているのであなたは扶養親族から外れてしまい、親族の税金の負担が約5万円~17万円増すことになります。

したがって、現在あなたが学生などで親の扶養親族になっている場合には「合計所得金額48万円の壁」に注意しながらブログ活動やアルバイトをしていきましょう。

扶養されている人がブログで稼いでいる場合は?

扶養されているひとがブログでお金を稼いでいるときに気をつけないといけないのは「親族の税金」と「社会保険の扶養」です。

ブログで稼いだ金額がそれほど多くなければ問題ないのですが、一定以上になってしまうと扶養から外れてしまいます。

扶養から外れれば親族の税金が約5万円~17万円増えたり、自分で保険料を支払うことになります。
※親族の年収によってさらに増える場合もあります。

くわしくは以下のページで説明しているので、ブログでお金を稼いでいる子供などがいる場合はチェックしておきましょう。

ここまでのまとめ

ここまで説明したように、ブログでお金を稼いだとしても税金がかかりますが、稼いだ金額がそれほど多くなければ税金はかかりません。

また、サラリーマンやアルバイトの場合は確定申告をしなくてもいい場合があることを覚えておきましょう。

以下はここまでのまとめです。

まとめ

  • ブログ収入だけの場合、収入が45万円以下なら税金はかからない
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 扶養されている場合は103万円の壁じゃなく48万円の壁に注意する
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 基本的に確定申告が必要だが、稼いだ金額が20万円以下なら確定申告はしなくてもいい
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • ブログ収入がある場合の確定申告のやりかたはこちらで説明しています。

ブログで稼いでいる方は上記のまとめをしっかり覚えておきましょう。とくに、サラリーマンやアルバイトをしている方は確定申告をしなくてもいい金額について把握しておきましょう。


ブログで数百万~数千万円稼ぐつもりの方は上記のページで税金や手取りをチェックしておきましょう。たくさん稼ぐつもりなら確定申告が必要になるので忘れないようにしてください。

また、ブログを事業として行う場合は個人事業主になる手続きをしましょう。節税のメリットを受けることができます。

くわしくはブログの稼ぎも節税できる?税金が安くなる個人事業主の手続きで説明しているので気になる方はチェックしておきましょう。