ブログの稼ぎも節税できる?税金が安くなる個人事業主の手続き

2021.07.21 更新
ブログでお金を稼いで生計を立てようとしている方は個人事業主の手続きをすると税金や保険料などを安くできる場合があります。この記事ではブログで稼いだときの節税について説明していきます。
この記事の目次
ブログで稼いだ収入も節税できる?

ブログを副業として行っている場合、ブログで稼いだお金は雑所得になるので節税をすることは難しいかもしれません。

しかし、ブログを事業として行っているのなら稼いだお金は事業所得になるので、割と簡単に節税することができます。

ブログを副業ではなく本業で事業としてやっていくつもりなら個人事業主になる手続きをして節税等のメリットを受けましょう。

稼いだお金が事業所得なら節税できる

ブログ収入は「雑多な収入」として雑所得に分類されるのですが、個人事業主の事業として申請すればブログ収入は事業所得となります。事業所得なら以下のような節税などのメリットが受けられます。


事業所得で受けられるメリットは以下のとおり

  • 65万円の控除を受けられる
    ※つまり、税金や保険料が安くなるということ。
  • 事業のために購入したものが30万円未満なら経費にできる
    など。くわしくは事業所得とは?を参照。
節税をするにはどんな手続きをすればいいの?

ブログの稼ぎを事業所得として申告して節税のメリットを受けるには以下の手続きをする必要があります。


かんたんに説明すると、【個人事業主になる手続きをする→青色申告をするために承認申請書を提出する→確定申告をするときに青色申告特別控除が受けられるようになり節税のメリットを受けられる】という流れです。


個人事業主として節税のメリットを受けたい方はチェックしておきましょう。

節税のメリットを受けるために必要な手続き


手続きがわからない人はどうする?

これらの手続きが何にもわからないという方は「マネーフォワード」や「freee」といったクラウドサービスを利用しましょう。個人事業主に必要な書類を無料でまとめて作ってくれます。


安くなるのは手続きをしてから翌年

手続きをすればすぐに節税のメリットが受けられるわけではありません。たとえば2020年3月15日までに青色申告の申請をした場合、2021年の確定申告で2020年度分の会計を青色申告できることになります。

つまり、申請した翌年に節税のメリットが受けられるというわけです。したがって、申請をしてすぐ節税のメリットを受けられるわけではないので注意しましょう。

1年間で100万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ブログの収入別に比較してみよう

ブログで100万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

1年間で100万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約40,000円です。
所得税10,200円、住民税が約30,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。免除制度をした場合は保険料は軽減されます。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約110,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約650,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

1年間で100万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は0円です。
所得税0円、住民税が0円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。全額免除をした場合は保険料は0円になります。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約52,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。保険料が減額された場合には2~5割減額されます。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約750,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をすると?
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約11万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約650,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約750,000円


なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。
1年間で200万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ブログの収入別に比較してみよう

ブログで200万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

1年間で200万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約176,000円です。
所得税約55,900円、住民税が約120,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約200,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約1,420,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

1年間で200万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約90,000円です。
所得税約26,500円、住民税が約63,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約140,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約1,570,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をすると?
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約15万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約1,420,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約1,570,000円


なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。
1年間で300万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ブログの収入別に比較してみよう

ブログで300万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

1年間で300万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約316,000円です。
所得税約105,000円、住民税が約210,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約300,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,200,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

1年間で300万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約225,000円です。
所得税約71,700円、住民税が約153,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約240,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,340,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をすると?
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約14万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約2,200,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約2,340,000円


なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

1年間で400万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ブログの収入別に比較してみよう

ブログで400万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

1年間で400万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約500,000円です。
所得税約195,000円、住民税が約300,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約390,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,910,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

1年間で400万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約380,000円です。
所得税約136,500円、住民税が約244,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約330,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約3,090,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をすると?
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約18万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約2,910,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約3,090,000円


なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。
1年間で500万円の収入を得たときどれくらい安くなる?ブログの収入別に比較してみよう

ブログで500万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。


➊節税前と➋節税後でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう
青色申告特別控除を利用した場合と利用していない場合。

①節税前の1年間の手取りシミュレーション

1年間で500万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約730,000円です。
所得税約338,000円、住民税が約390,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約488,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約3,580,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
②節税後の1年間の手取りシミュレーション

1年間で500万円の収入を得たとき

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約560,000円です。
所得税約227,000円、住民税が約334,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約430,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約3,810,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。

手取りの比較をすると?
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約23万円差があります。

➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約3,580,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約3,810,000円


なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得には特別控除を受けられるメリットがあるため、かけられる税金が安くなり、雑所得よりも事業所得のほうが手取りが多くなるんです。
ここまでのまとめ

ここまで説明したように、ブログ収入を事業所得として申請すれば、雑所得で申請した場合と比べて税金などが安くなるので手取りが増えます。

ブログを事業として行うつもりの方は個人事業主として申請して節税などのメリットを受けましょう。

まとめ

  • ブログ収入を事業所得として申請すると、節税のメリットが受けられる
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 事業所得として申請するには個人事業主になる手続きが必要

  • ブログ収入を事業所得と雑所得の場合で比べると、事業所得のほうが手取りが増える

  • 節税のメリットを受けられるのは手続きをした翌年から。
    ※くわしくは上記で説明しています。

今はまだブログ活動を副業として行っており、収入を雑所得として申告しているけど、これから本業にして事業所得として申告しようと思っている方は個人事業主になる手続きをしましょう。

今まで副業として収入を得ていたものを、個人事業主になって事業所得として申告すれば上記のようなメリットが受けられます。副業を本業にする場合は個人事業主になる手続きをおこなってから事業として活動しましょう。