個人事業主にかかる税金はなに?年収いくらから?所得税の他にも?

2021.04.14 更新
個人事業主にかかる税金はサラリーマンやアルバイトとは違い、計算の仕方や種類などが異なります。この記事では個人事業主にかかる税金について簡単に説明していきます。
この記事の目次

個人事業主にかかる税金はなに?

代表的な税金は「所得税と住民税」です。お金を稼いでいれば個人事業主でもサラリーマン・アルバイトでもどんな方でも課税されます。
※ただし、稼いだ金額が一定以下の場合は所得税と住民税は0円になります。

そして、個人事業主にはサラリーマンやアルバイトなどにはかからない税金がかかってきます。それは個人事業税と消費税です。


個人事業税は「事業にかけられる税金」で事業の種類によって税率が変わります。ほとんどの事業にかけられるのですが、アーティストやスポーツ選手、農業などにはかけられません。


消費税は「商品やサービスにかけられる税金」です。購入者から徴収した消費税をまとめて国に納めることになります。ただし、売上が1,000万円以下なら消費税はかかりません。

以下に個人事業主にかかる税金をまとめました。個人事業主になる方はチェックしておきましょう。

個人事業主にかかる税金はなに?

所得税と住民税 : 所得にかけられる税金。お金を稼いでいれば個人事業主でもサラリーマン・アルバイトでも関係なく課税される。
個人事業税 : 事業にかけられる税金。事業の種類によって税率が変わる。稼ぎが290万円を超えるとかかる。一部を除いてほとんどの事業にかけられる。
消費税 : 商品やサービスにかけられる税金。購入者から徴収した消費税を事業主がまとめて国に納める。売り上げが1,000万円以下なら消費税はかからない。

では、それぞれの税金についてくわしく見ていきましょう。

個人事業主はいくらから税金がかかる?

お金を稼いでいれば個人事業主でもサラリーマン・アルバイトでもどんな方でも課税されるのが「所得税と住民税」です。

ですが、稼いだ金額がそれほど多くなければ税金は0円になります。1年間の稼ぎがいくらになると個人事業主に税金がかかるのか知らない方もいると思います。


簡単に説明すると、1年間の事業所得(事業による収入 – 経費)が45万円で住民税48万円で所得税がかかり始めます。


個人事業主になるつもりの方は計算の仕方などチェックしておきましょう。

所得税と住民税はいくらから?

所得税はいくらから?
1年間の事業所得が48万円を超えると所得税がかかることになります。たとえば、事業による収入が1年間で200万円あっても経費が170万円あれば、1年間の事業所得が30万円になるので所得税は0円になります。
※なぜ48万円なのかについてはこちらの計算過程を参照。



住民税はいくらから?
1年間の事業所得が45万円を超えると住民税がかかることになります。たとえば、事業による収入が1年間で300万円あっても経費が260万円あれば、1年間の事業所得が40万円になるので所得税は0円になります。
※なぜ45万円なのかについてはこちらの計算過程を参照。また、扶養する親族がいる場合には住民税が課税される所得金額が異なります。

個人事業税はいくらからかかる?

個人事業主は、サラリーマンなどにはかからない個人事業税がかかることになります。

個人事業税は「事業にかけられる税金」で事業の種類によって税率が変わります。一部を除くほとんどの事業にかけられるのですが、稼いだ金額が一定以下なら個人事業税は課税されません。

簡単に説明すると、事業の稼ぎ(売上-経費)が290万円以上になると個人事業税がかかり始めます。

個人事業主になろうとしている方はしっかり覚えておきましょう。

個人事業税の計算式

※事業主控除は290万円。
たとえば、1年間の事業収入が500万円(経費は0円)のときの個人事業税は以下のようになります。



(500万円事業による収入0円経費290万円事業主控除) × 5% = 105,000円個人事業税
※計算をわかりやすくするために経費と繰越控除は0円としています。
※くわしくは個人事業税とは?参照。

消費税はいくらからかかる?

個人事業主は、サラリーマンなどにはかからない消費税がかかることになります。

消費税は「商品やサービスにかけられる税金」です。購入者から徴収した消費税をまとめて事業主が国に納めることになります。ただし、売上が一定以下なら消費税は免除されます。

簡単に説明すると、事業の売上が1,000万円を超えると消費税がかかり始めます。
※1,000万円を超えた年の2年後または1年後に消費税が請求されることになります。

計算の仕方は以下のとおりです。

個人事業主にかかる消費税の計算例
たとえば消費税が10%で1年間の売上が2,200万円(税込み)だった場合、あなたが納付する消費税は、

2,200万円1年間の売上 × 10/110 = 200万円消費税

となります。ただし、実際には事業を行うために使った経費にも消費税が含まれるため、売上から算出した消費税から経費にかかった消費税を差し引いた金額が「あなたが納付する消費税」となります。
※くわしい消費税については個人事業主の消費税とは?売上1000万円から?で説明しています。

ここまで説明したように、個人事業主には所得税や住民税のほかに「個人事業税」や「消費税」といったサラリーマンやアルバイトには課税されない特別な税金がかかってきます。

サラリーマンやアルバイトなどをやめて個人事業主になろうとしている方は覚えておきましょう。

まとめ

所得税住民税 : 所得にかかる税金。お金を稼いでいれば個人事業主でもサラリーマン・アルバイトでも関係なく課税される。



個人事業税 : 稼ぎが290万円を超えるとかかる税金。一部を除いてほとんどの事業にかけられる。



消費税 : 売り上げが1,000万円を超えるとかかる税金。商品やサービスにかけられる。