フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で稼いだお金は雑所得になるので、節税をすることは難しいかもしれません。
しかし、ウーバーイーツを事業としておこなっているのなら稼いだお金は事業所得として申告することができます。
ウーバーイーツの収入を事業所得として申告すれば青色申告特別控除などの「節税のメリット」を受けることができます。
個人事業主の事業として申請すればフードデリバリー(UberEatsなど)の収入は事業所得となります。事業所得なら以下のような節税などのメリットが受けられます。
▼メリット
では次に、節税をするにはどんな手続きをすればいいのかについて下記で説明していきます。難しい手続きはありません。
個人事業主になってフードデリバリー(UberEatsなど)の収入を事業所得として申告すれば節税のメリットを受けることができます。
※事業として認められる必要があります。
ウーバーイーツの収入を事業所得として申告して節税のメリットを受けるには以下の手続きをする必要があります。
個人事業主として節税のメリットを受けたい方はチェックしておきましょう。
手続きをすればすぐに節税のメリットが受けられるわけではありません。たとえば、2024年3月15日までに青色申告承認申請書を提出した場合、2025年におこなう確定申告で「2024年1月~12月分の会計」を青色申告できることになります。
※上記の場合、2024年におこなう確定申告(2023年1月~12月分の会計)では、青色申告のメリットは受けられません。
つまり、申請した翌年に節税のメリットが受けられるというわけです。したがって、申請をしてすぐ節税のメリットを受けられるわけではないので注意しましょう。
では次に、節税するとどれくらい金額変わるのか手取りをシミュレーションして下記で説明していきます。年収100万~500万までまとめています。
フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で100万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。
「❶節税前と❷節税後」※でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう。
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約10万円差があります。
➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約630,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約724,000円
こんなページもみられています
ウーバーイーツで稼ぐひとが支払う税金や保険料は?
▶1年間で100万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約25,000円です。 ※所得税0円、住民税が約25,000円。 |
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年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。免除制度をした場合は保険料は軽減されます。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約131,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約630,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※雑所得のみとして計算。 |
※ウーバーの収入から税金の計算過程はこちらで解説しています。
▶1年間で100万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は0円です。 ※所得税0円、住民税が0円。 |
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年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。全額免除をした場合は保険料は0円になります。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約66,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。保険料が減額された場合には2~5割減額されます。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約724,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※事業所得・青色申告有りとして計算。 |
※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています(たとえば収入が100万円でも経費が10万円かかったなら利益は90万円になります)。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。
また、基本的には確定申告をしなければいけないので、副業が禁止されている職場で働いている方は注意しましょう。
フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で200万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。
「❶節税前と❷節税後」※でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう。
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約16万円差があります。
➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約1,400,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約1,560,000円
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ウーバーイーツで稼ぐひとが支払う税金や保険料は?
▶1年間で200万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約148,000円です。 ※所得税約33,800円、住民税が約113,800円。 |
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年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約246,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約1,400,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※雑所得のみとして計算。 |
※ウーバーの収入から税金の計算過程はこちらで解説しています。
▶1年間で200万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約61,000円です。 ※所得税約4,400円、住民税が約56,300円。 |
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年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約171,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約1,560,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※事業所得・青色申告有りとして計算。 |
※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています(たとえば収入が200万円でも経費が10万円かかったなら利益は190万円になります)。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。
フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で300万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。
「❶節税前と❷節税後」※でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう。
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約16万円差があります。
➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約2,150,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約2,310,000円
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ウーバーイーツで稼ぐひとが支払う税金や保険料は?
▶1年間で300万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約281,000円です。 ※所得税約79,000円、住民税が約202,400円。 |
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年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約361,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約2,150,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※雑所得のみとして計算。 |
※ウーバーの収入から税金の計算過程はこちらで解説しています。
▶1年間で300万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約195,000円です。 ※所得税約49,600円、住民税が約144,800円。 |
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年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約286,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約2,310,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※事業所得・青色申告有りとして計算。 |
※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています(たとえば収入が300万円でも経費が10万円かかったなら利益は290万円になります)。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。
フードデリバリー(UberEats、出前館、menuなど)で400万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。
「❶節税前と❷節税後」※でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう。
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約19万円差があります。
➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約2,850,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約3,060,000円
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ウーバーイーツで稼ぐひとが支払う税金や保険料は?
▶1年間で400万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約460,000円です。 ※所得税約169,300円、住民税が約290,900円。 |
---|---|
年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約476,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約2,850,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※雑所得のみとして計算。 |
※ウーバーの収入から税金の計算過程はこちらで解説しています。
▶1年間で400万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約328,000円です。 ※所得税約94,800円、住民税が約233,300円。 |
---|---|
年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約401,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約3,060,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※事業所得・青色申告有りとして計算。 |
※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています(たとえば収入が400万円でも経費が10万円かかったなら利益は390万円になります)。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。
フードデリバリー(UberEats、出前館、woltなど)で500万円を稼いだとき、1年間の税金や保険料がどれくらいになるかシミュレーションをしました。以下に表でまとめています。
「❶節税前と❷節税後」※でくらべた手取り金額をチェックしておきましょう。
➊節税前(雑所得で申告した場合)と➋節税後(事業所得で申告した場合)の手取りを比較してみると以下のように約22万円差があります。
➊節税前(雑所得で申告した場合):手取り約3,530,000円
➋節税後(事業所得で申告した場合):手取り約3,750,000円
こんなページもみられています
ウーバーイーツで稼ぐひとが支払う税金や保険料は?
▶1年間で500万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約672,000円です。 ※所得税約292,300円、住民税が約379,400円。 |
---|---|
年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約591,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約3,530,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※雑所得のみとして計算。 |
※ウーバーの収入から税金の計算過程はこちらで解説しています。
▶1年間で500万円の収入を得たとき
あなたの税金は? | あなたにかかる税金は約523,000円です。 ※所得税約200,900円、住民税が約321,800円。 |
---|---|
年金保険料は? | あなたが支払う年金保険料は1年間で約210,000円です。 ※国民年金に加入している場合。 |
国民健康保険料は? | あなたが支払う保険料は1年間で約516,000円です。 ※国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。 |
あなたの手取りは? | あなたの手取りは約3,750,000円です。 ※金額は個人事業主シミュレーションで計算。 ※事業所得・青色申告有りとして計算。 |
※40歳未満・独身とした場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています(たとえば収入が500万円でも経費が10万円かかったなら利益は490万円になります)。
※シミュレーション結果はおおよその金額です。
ここまで説明したように、フードデリバリー(UberEats、出前館、menuなど)の収入を事業所得として申請すれば、雑所得のときと比べて税金などが安くなるので手取りが増えます。
ウーバーイーツなどを事業として行うつもりの方は個人事業主の申請をして節税などのメリットを受けましょう。
※ただし、上記の項目で説明したように事業として認められる必要があります。