YouTubeなどの広告収入の税金はいくら?雑所得と事業所得の比較

2021.12.05 更新
YouTubeやブログのアドセンスなどで利益を得ているひとが増えています。この記事では広告収入による利益で税金がどれくらいになるか、また、雑所得と事業所得でどのくらい税額が違うかについて説明していきます。
この記事の目次
雑所得と事業所得で収入の税金が変わる?

ブログやYouTubeの広告収入にも税金がかかりますが、その広告収入を雑所得にするか事業所得にするかで支払う税金が変わってきます。

どの程度変わるのかそれぞれのパターンでシミュレーションして税金や手取りをまとめました。

YouTubeなどを本業にしようと思っている方はチェックしておくことをオススメします。

この記事の要点

  • 雑所得と事業所得で比較すると、手取りが多くなるのは事業所得。

  • 事業所得には青色申告控除を受けられるメリットがある。

  • 副業を事業として行うときは個人事業主の手続きをする。

では最初に、広告収入が300万円のときの税金や手取りがどれくらいになるか下記で説明していきます。雑所得と事業所得で比較しているので気になる方はチェックしておきましょう。


広告収入が300万円のときの税金や手取りをシミュレーション

今年度(1月~12月まで)の収入が広告収入のみであり、その収入が1年間で300万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

雑所得事業所得の場合でシミュレーションして比較しています。

ブログやYouTubeなどで広告収入を得ている方は、どれくらい手取りが変わるかなどチェックしておきましょう。

広告収入(300万円)を雑所得とした場合
※広告収入が300万円だったとき。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※40歳未満・独身とした場合。シミュレーション結果はおおよその金額です。
 

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約316,000円です。
所得税104,100円、住民税が約212,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で198,480円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約305,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,180,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
広告収入(300万円)を事業所得とした場合
※広告収入が300万円だったとき。
青色申告特別控除65万円を適用した場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※40歳未満・独身とした場合。シミュレーション結果はおおよその金額です。
 

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約224,000円です。
所得税71,400円、住民税が約153,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で198,480円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約243,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,330,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。
2つの広告収入の手取りの比較をすると?
1年間の広告収入が300万円だったとき、雑所得と事業所得で以下のように差があります。

広告収入が雑所得の場合:手取り約2,180,000円
広告収入が事業所得の場合:手取り約2,330,000円


なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得だと青色申告特別控除を受けられるためです。青色申告特別控除を受けることで税金や保険料が安くなり、事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

では次に、広告収入が400万円のときの税金や手取りがどれくらいになるか下記で説明していきます。雑所得と事業所得で手取りがどれくらい変化するかチェックしておきましょう。


広告収入が400万円のときの税金や手取りをシミュレーション

今年度(1月~12月まで)の収入が広告収入のみであり、その収入が1年間で400万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

雑所得事業所得の場合でシミュレーションして比較しています。

ブログやYouTubeなどで広告収入を得ている方は、どれくらい手取りが変わるかなどチェックしておきましょう。

広告収入(400万円)を雑所得とした場合
※広告収入が400万円だったとき。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※40歳未満・独身とした場合。シミュレーション結果はおおよその金額です。
 

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約500,000円です。
所得税約195,000円、住民税が約300,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約400,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約2,910,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※さらに個人事業税が課税される場合があります。

広告収入(400万円)を事業所得とした場合
※広告収入が400万円だったとき。
青色申告特別控除65万円を適用した場合。
※結果がわかりやすいように経費は0円としています。
※40歳未満・独身とした場合。シミュレーション結果はおおよその金額です。
 

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約379,000円です。
所得税約136,000円、住民税が約243,000円。
年金保険料は? あなたが支払う年金保険料は1年間で199,320円です。
国民年金に加入している場合。
国民健康保険料は? あなたが支払う保険料は1年間で約330,000円です。
※世田谷区で計算した場合。国民健康保険料はお住まいの市区町村で保険料は変わります。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約3,090,000円です。
※金額はこちらのページでシミュレーションしました。

※さらに個人事業税が課税される場合があります。

2つの広告収入の手取りの比較をすると?
1年間の広告収入が400万円だったとき、雑所得と事業所得で以下のように差があります。

広告収入が雑所得の場合:手取り約2,910,000円
広告収入が事業所得の場合:手取り約3,090,000円


なぜ手取りに差が出るの?
なぜ手取りに差が出るのかというと、事業所得だと青色申告特別控除を受けられるためです。青色申告特別控除を受けることで税金や保険料が安くなり、事業所得のほうが手取りが多くなるんです。

では次に、青色申告特別控除を受けると税金などが安くなる理由について下記で説明していきます。どのように計算されるのか気になる方はチェックしておきましょう。

なぜ青色申告特別控除を受けると手取りが増えるの?

ここまでシミュレーションしたように事業所得は雑所得よりも手取りが多くなります。

なぜかというと、青色申告特別控除を利用すると事業所得の金額が減るためです。

事業所得は(事業による収入 – 経費)と計算されますが、下記のように青色申告特別控除込みの金額が事業所得となります。

事業所得の計算(青色申告特別控除適用)
事業所得は以下のように計算されます。

事業収入 – 経費 – 青色申告特別控除 = 事業所得

たとえば1年間(1月~12月まで)の事業収入が300万円、経費が50万円だった場合、事業所得は

300万円事業による収入50万円経費65万円青色申告特別控除 =  185万円事業所得

となります。

以上のように、事業所得を選択して青色申告控除を受けると所得が減ります。所得が減ればそれにともなって税金や保険料が安くなるので手取りが多くなります。


ここまでのまとめ
ここまでのシミュレーション結果から、YouTubeやブログの広告収入を事業所得として申告したほうがメリットがあることがわかります。


ただし、サラリーマンの副業は事業所得として認められない場合が多いので、事業所得として申告する際は個人事業主になってから、その収入が「事業による収入である」と証明できるようにしましょう。

今はまだ副業で雑所得として申告しているけど、これから本業にしようと思っている方は事業所得について知っておきましょう。節税などのメリットについて説明しています。

また、副業を本業にする際は個人事業主になる手続きをするのを忘れないようにしましょう。本業として事業を行っていくなら個人事業主になることをオススメします。