子どもがUber Eatsでお金を稼いでいる…扶養控除はどうなる?

2020.12.24 更新
最近ウーバーイーツ(Uber Eats)でお金を稼ぐひとが増えていますが、自分の子供が学生で、かつ、ウーバーイーツで稼いでいる場合に扶養はどうなるのか。この記事では子供がウーバーイーツで稼いだ場合の扶養控除について説明していきます。
この記事の目次

子供がウーバーイーツで稼いでいる…扶養はどうなる?

親に扶養されている子供がウーバーイーツ(Uber Eats)でお金を稼いでいる場合に気になるのが「扶養控除」です。
※扶養控除とは扶養親族(子供など)がいる場合に税金が安くなる制度です。

子供でもウーバーイーツからの利益がたくさんあれば扶養控除の対象から外れることになります。
※扶養控除の対象から外れると親の税金が上がってしまいます。

では、子供がどれくらいお金を稼いでいると扶養控除が利用できなくなるのか。次で見ていきましょう。

子供がウーバーイーツでどれくらいお金を稼いでいると扶養控除が利用できなくなる?

扶養控除を利用したいなら子供の所得に気をつけなければいけません。

扶養控除を利用するには、あなたの子供の合計所得金額が48万円以下である必要があります。

ウーバーイーツの稼ぎでこの金額を超えてしまうと扶養控除が利用できなくなります。
※2020年1月から扶養親族の所得要件が38万円から48万円に引き上げられました。

ウーバーの稼ぎで合計所得金額48万円とは?
たとえば、あなたの子供が1年間にウーバーイーツで稼いだ金額が48万円とすると、

48万円UberEatsの収入0円経費 = 48万円雑所得
※計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
※Uber Eatsからの収益は雑所得になります。ただし、Uber Eatsを事業としている場合は事業所得となります。

となります。ウーバーイーツ以外に収入が無いとすると、あなたの子供の合計所得金額は

48万円雑所得 = 48万円合計所得金額
※合計所得金額については合計所得金額とは?を参照。

となります。この場合、合計所得金額が48万円以内なのであなたの子供は扶養控除の対象になります。つまり、ほかに収入がなければ48万円までならウーバーイーツでお金を稼いでも扶養控除の対象になるということです。

※2020年1月から扶養親族の所得要件が38万円から48万円に引き上げられました。


ウーバーイーツのほかにアルバイトをかけもちしている場合は?

たとえばウーバーイーツのほかに子供がアルバイトもかけもちしており、1年間の給料が90万円、ウーバーイーツでの稼ぎが25万円(雑所得)の場合は扶養控除の対象になるのか見ていきましょう。

まず、給与所得は、

90万円給与収入55万円給与所得控除 = 35万円給与所得
※給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。
こちらのシミュレーションで給与所得の計算ができます。

となります。

つづいて、雑所得は、

25万円ウーバーイーツの収入0円経費 = 25万円雑所得
※計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
※ウーバーイーツからの収益は雑所得になります。

となります。

したがって、あなたの子供の合計所得金額は、

35万円給与所得 + 25万円雑所得 = 60万円合計所得金額
※合計所得金額については合計所得金額とは?を参照。

となります。この場合、合計所得金額が48万円を超えてしまっているので、あなたの子供は扶養控除の対象から外れてしまいます。


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子供が扶養控除の対象から外れたらいくら負担が増す?

あなたの子供がウーバーイーツでお金を稼ぎ、扶養控除の対象から外れてしまった場合、あなたの税金の負担は約5~17万円増えてしまうことになります。
※親の年収が250~900万円としてシミュレーションした場合。


子供の年齢によってどれくらい税金の負担が増えてしまうかについて以下にシミュレーションしてまとめました。

扶養控除の対象外になった場合はどれくらい負担が増す?

 
16歳~18歳の学生が扶養から外れた場合
 

親族の年収 親族が支払う税金
年収250~400万円のとき 親族が支払う税金は約52,000円高くなります。
※所得税は19,000円、住民税は33,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収500~600万円のとき 親族が支払う税金は約71,000円高くなります。
※所得税は38,000円、住民税は33,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収700~900万円のとき 親族が支払う税金は約110,000円高くなります。
※所得税は76,000円、住民税は33,000円

※所得税と住民税はこちらで計算

※扶養控除の対象となる家族1人あたり
※上記の表は親族(40歳以下・社会保険加入のサラリーマン)が扶養控除を利用できなくなった場合のシミュレーション。





19歳以上22歳以下の学生が扶養から外れた場合
 

親族の年収 親族が支払う税金
年収250~430万円のとき 親族が支払う税金は約77,000円高くなります。
※所得税は31,500円、住民税は45,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収540~640万円のとき 親族が支払う税金は約110,000円高くなります。
※所得税は63,000円、住民税は45,000円

※所得税と住民税はこちらで計算
年収740~940万円のとき 親族が支払う税金は約170,000円高くなります。
※所得税は126,000円、住民税は45,000円

※所得税と住民税はこちらで計算

※扶養控除の対象となる家族1人あたり
※上記の表は親族(40歳以下・社会保険加入のサラリーマン)が扶養控除を利用できなくなった場合のシミュレーション。



ウーバーイーツでお金を稼いでいる場合は確定申告が必要?

子供がウーバーイーツで収入があったときは基本的には子供自身で確定申告をする必要があります。


ただし、子供がウーバーイーツのほかにアルバイトなどをして給料をもらっている場合はUberEatsからの収入が1年間で20万円以内なら確定申告をする必要がありません。


したがって、自分で税金の申告をするのが面倒なひとはUberEatsからの収入を1年間で20万円以内に調整しておくことをオススメします。


以下に子供が➊アルバイトの場合、➋個人事業主の場合、➌無職の場合、➍学生の場合についてもまとめています。

➊アルバイトの場合
給料のほかにUberEatsからの収入が加われば税金が増えることになりますが、アルバイトなどの勤務先から給料をもらっている方の場合、雑所得(UberEatsからの収入)が1年間で20万円以内ならば確定申告をしなくていい決まりになっています。
※経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。
➋個人事業主の場合
個人事業主の場合は雑所得(UberEatsからの収入)が発生すれば申告をする必要があります。
※雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。
※ウーバーの活動を事業としている場合はウーバーからの収入は事業所得となります。
➌無職の場合
子供が無職の場合は雑所得(UberEatsからの収入)が1年間で48万円以内なら所得税が0円となります。48万円を超えた場合には子供自身で確定申告をしなくてはいけません。
※ただし、無職の方は所得が0円でも確定申告をすることをオススメします。本人の所得が0円であることを役所で確認できれば保険料などが減額されるので、確定申告をして自分の所得を申告しておきましょう。
➍学生の場合は?
アルバイトをしていない学生は?
子供が学生の場合は雑所得(UberEatsからの収入)が1年間で48万円以下なら所得税が0円となります。48万円を超えた場合には子供自身で確定申告をしなくてはいけません。


アルバイトをしている学生は?
子供がアルバイトをしている学生の場合、以下のいずれかにあてはまっているなら確定申告をする必要はありません。

  • 雑所得(ウーバーからの収入)が1年間で20万円以内
  • 給与所得と雑所得(ウーバーからの収入)の合計が1年間で48万円以下

※経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。

雑所得(ウーバーイーツからの収入)がある場合の確定申告は?


今はネットでかんたんに確定申告書が作成できます。作成した申告書を税務署に郵送することで確定申告が完了します。

ウーバーイーツでお金を稼いでいる場合の確定申告のやりかたは以下のページでわかりやすく説明しています。

今回のコラムはここまでです。ウーバーイーツと扶養控除の関係についてわかっていただけましたか?

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