フードデリバリー(ウーバーイーツ、出前館、didiなど)で得た収入にも税金はかかります。
したがって、ウーバーイーツでお金を稼いだ場合は確定申告によって税金を納めなければいけません。
ただし、1年間の収入がおこづかい程度なら税金はかかりません。
また、確定申告が必要ない場合などについても下記で説明しているのでチェックしておくことをおすすめします。
では最初に、ウーバーイーツの収入がいくらから税金がかかるのか下記で説明していきます。UberEatsなどでお金を稼いでいる学生やサラリーマンなどの方はチェックしておきましょう。
会社員やアルバイトをしながらフードデリバリー(ウーバーイーツ、出前館、didiなど)で稼いでいる場合、Uberで収入が発生したら税金がかかる場合がほとんどです。
※ちなみに、ウーバーイーツの収入は雑収入になるので雑所得に分類されます。給料は給与収入になるので給与所得に分類されます。
しかし、一定の金額以下なら税金がかからない場合もあります。
以下にサラリーマン・個人事業主・学生・無職の場合についてそれぞれ説明しています。Uberをやっている大学生などはチェックしておきましょう。
※家庭によっては住民税がかかると住民税非課税世帯でなくなり、介護費用などが高くなる場合があるので注意しましょう。
※家庭によっては住民税がかかると住民税非課税世帯でなくなり、介護費用などが高くなる場合があるので注意しましょう。
※家庭によっては住民税がかかると住民税非課税世帯でなくなり、介護費用などが高くなる場合があるので注意しましょう。
では次に、UberEatsのほかにアルバイト等で収入を得ても税金がかからない計算例について下記で説明していきます。ウーバーイーツとバイトで稼いでいるフリーターなどの方はチェックしておきましょう。
たとえばアルバイトとウーバーイーツを掛け持ちしており、1年間(1月~12月まで)の給料が80万円、ウーバーイーツでの稼ぎが20万円(雑所得)の場合。
まず、給与所得は、
となります。
つづいて、雑所得は、
となります。
したがって、あなたの子供の合計所得金額は、
となります。アルバイトとウーバーイーツの所得の合計が45万円以下なので所得税も住民税もかかりません。
※お住まいの地域によっては合計所得金額が42万円や38万円を超えたときから住民税がかかる場合があります。
では次に、確定申告をする必要について下記で説明していきます。基本的には確定申告が必要ですが、場合によってはウーバーイーツで収入があっても確定申告をしなくてもいいときがあるのでチェックしておきましょう。
フードデリバリー(ウーバー、出前館、didi、woltなど)からの収入があったとき、基本的には確定申告をして所得の申告をすることになります。
※ただし、合計所得が48万円以下なら申告しても所得税は0円になります。
ただし、サラリーマンやアルバイトの場合はUberEatsからの収入が1年間で20万円以下なら確定申告をする必要がありません。
※20万円以下でも住民税の申告が必要になるときがあります(確定申告をする場合は住民税の申告をする必要はありません)。
以下に個人事業主の場合、無職の場合、学生の場合についてもまとめています。
では次に、ウーバーイーツで収入がある場合の確定申告のやり方について下記で説明していきます。今はネットでかんたんに確定申告書を作成できるので面倒くさがらずに申告書を作成してみましょう。
フードデリバリー(ウーバーイーツ、出前館、didi、woltなど)で収入があり、確定申告が必要になった方は下記のページを参考に申告書を作成してみましょう。
今はネットでかんたんに確定申告書が作成できます。作成した申告書を税務署に郵送することで確定申告が完了します。
また、確定申告をする期間は決まっており、今年1年間(1月~12月まで)の収入について確定申告をする場合は翌年の2月16日~3月15日までに申告をしましょう。
※確定申告書は期限を過ぎても提出することはできますが、税金が加算される場合があるのでなるべく早く提出することをオススメします。
確定申告のながれ
STEP➊身分証明書など必要なものを用意する
STEP➋確定申告書を作成する
STEP➌確定申告書を郵送する(税金を支払う)
もしも確定申告をするのが不安な場合は、ためしにテキトーに金額を入力して申告書のつくりかたを練習してみてもいいかもしれません。
※作成した申告書を税務署に郵送しなければ問題ないので、アルバイトとUberEatsをかけもちしている方などは上記のページを参考に申告書をためしに作成してみましょう。
では次に、親族に扶養されている方がフードデリバリー(UberEats、出前館、didi、woltなど)で稼いでいる場合に気をつけるポイント「103万円の壁とウーバーイーツの収入の関係」について説明していきます。
103万円の壁とは「親族の税金の負担が増すボーダーライン」のことをいいます。
収入が103万円を超えてしまうと扶養の対象から外れて親族の税金が高くなってしまうことになります。
※親に扶養されている場合に限ります。くわしくは扶養控除とは?を参照。
ただし、この103万円の壁とは「アルバイト等の給与収入のみ」で考えた場合のボーダーラインです。ここにウーバーイーツの収入が入ってくると103万円の壁ではなくなり、話が変わってきます。
※ちなみに、フードデリバリー(UberEats、出前館、didi、woltなど)の収入は雑収入になるので雑所得に分類されます。給料は給与収入になるので給与所得に分類されます。ごちゃごちゃにしないように気をつけましょう。くわしくは下記で計算して説明しています。
くわしく説明するために、まず合計所得金額の説明をしていきます。以下の計算例のとおり、給与収入のみで103万円とは給与所得48万円のことであり、他に所得がないので合計所得金額が48万円になります。
となります。所得が他にないので合計所得金額48万円となります。
この合計所得金額48万円という金額が上記で説明したボーダーラインであり、48万円以下ならあなたは扶養親族でいられるので親族の税金は増えません。
ですが、あなたの1年間の合計所得金額が48万円を超えてしまうと親族の税金が高くなってしまうことになります。
つまり、上記で説明した「103万円の壁」とは、くわしく言い換えると「合計所得金額48万円の壁」ということになるわけです。
では、あなたがウーバーイーツの配達員とアルバイトを掛け持ちしている場合でシミュレーションしてみましょう。
たとえば、アルバイトで1年間(1月~12月まで)の給与収入が50万円、1年間のUberEatsの収入が53万円とすると、合計の収入は103万円になりますが、合計所得金額は以下のように53万円となります。
上記の場合、「合計所得金額48万円の壁」を超えてしまっているので、この場合あなたは扶養親族から外れて「親族の税金の負担が増す」ことになります。
収入がUberEatsだけの場合は?
もしあなたが親などに扶養されており、収入がUberEatsのみだとします。
この場合、1月~12月までの利益(雑所得)が48万円を超えると扶養から外れてしまいます(学生であっても学生じゃなくても関係ありません)。
※UberEatsの利益(雑所得)が48万円を超えると、合計所得金額が48万円を超えるため扶養から外れる。
※扶養親族でいられる条件は1年間の合計所得金額が48万円以下でなければならない。
したがって、現在あなたが扶養親族になっている場合には「合計所得金額48万円の壁」に注意しながらウーバーイーツやアルバイトをしていきましょう。
上記でも説明したように、親に扶養されている子供がウーバーイーツでお金を稼いでいるときに気をつけないといけないのは「扶養から外れると親の税金の負担が増してしまう」ことです。
ウーバーイーツで稼いだ金額がそれほど多くなければ問題ないのですが、合計所得金額が48万円を超えると扶養から外れてしまいます。
扶養から外れれば親の税金は約5万円~17万円増えてしまいます。
※親の年収によってさらに増える場合もあります。
※たくさん稼いでいても「扶養から外れたくない」という理由で申告しないでいる方は注意しましょう。調査されなければバレないと思っていても、発覚したときのデメリット(罰則による税金の加算)が大きいので、扶養から外れたくない方はなるべく稼ぐ金額を調節しましょう。
くわしくは下記の記事で説明しているので、ウーバーイーツでお金を稼いでいる大学生の子供などがいる場合はチェックしておきましょう。
ちなみに、親の年収が500万円の場合、扶養を外れると約7万円~11万円税金が高くなります。また、年収130万円以上になると社会保険の扶養からも外れるので注意しましょう。くわしくは上記の記事をチェックしておきましょう。
ここまで説明したように、フードデリバリー(ウーバーイーツ、出前館、didiなど)でお金を稼げば税金がかかりますが、その金額がたいして多くなければ税金がかかりません。
また、サラリーマンやアルバイトなどの場合、稼いだ金額が少なければ確定申告をする必要がないのも覚えておきましょう。
フードデリバリーで月収30万円・月収50万円のようにたくさん稼ぐつもりの方は下記の記事をチェックしておきましょう。また、本業としてフードデリバリーをやる場合は個人事業主になる申請をしましょう。収入を事業所得として申告できるので、節税のメリットを受けることができます。