所得税・住民税関連
更新日:2019年2月8日
この記事の目次
雑所得とは
雑所得とは、以下の表に示す10種の所得のうち、9種にあてはまらないものをいいます。サラリーマンや主婦の副業といった雑多な収入(YouTubeやアフィリエイトなど)がここに含まれます。また、老後の年金収入も雑所得に含まれます。

事業所得との関係
アフィリエイトやユーチューブなどの広告収入は雑所得に分類されますが、その収入が単なる副業ではなく事業による収入ならばアフィリエイトなどの収入でも事業所得として申告することが出来ます。

事業所得なら青色申告控除が適用できるので、雑所得と比べて税金の負担を軽くすることが出来ます。
雑所得の計算方法
雑所得は以下のように計算されます。

雑所得の計算式

※年金収入とは公的年金による収入(国民年金や厚生年金など)のことをいいます。私的年金は含まれません(国民年金基金は除く)。

雑所得の計算

たとえば、仮想通貨による利益が200万円で、雑所得についての収入がそれ以外に無い場合、
 
 
200万円年金以外の収入0円必要経費 = 200万円雑所得

 
※計算をわかりやすくするため必要経費は0円とします。
※年金についての雑所得の計算はこちらを参照。

となります。

【例】雑所得の税金
たとえば、給与収入が300万円、副業で得た利益(仮想通貨)が200万円のとき。

まず、給与所得を算出します。

もらった給料給与収入給与所得控除きゅうよしょとくこうじょ = 給与所得
給与所得については、給与所得とはを参照。

なので、給与所得は、

300万円給与収入108万円給与所得控除 = 192万円給与所得
給与所得控除については、こちらを参照。

となります。

次に、雑所得を算出します。ここでは年金収入は無いので、

年金以外の収入 – 必要経費 = 雑所得
計算をわかりやすくするため必要経費は0円とします。

となります。したがって、雑所得は、

200万円仮想通貨で得た利益0円必要経費 = 200万円雑所得

となります。

したがって、総所得金額は、

192万円給与所得 + 200万円雑所得 = 392万円総所得金額
雑所得は総合課税のため、他の所得と合算されて総所得金額となります。

総所得金額については、総所得金額とはを参照。

となります。

次に、課税所得を算出します。

総所得金額 – 所得控除 = 課税所得

所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

なので、所得控除を100万円とすると、

392万円総所得金額100万円所得控除 = 292万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。

となります。

したがって、所得税は

292万円課税所得 × 税率 = 所得税
所得税については、所得税とは?を参照。

となります。課税所得330万円以下は税率が10%(控除額97,500円)なので、所得税は、

292万円 × 10% – 97,500円 = 194,500円所得税
所得税の税率については、こちらを参照。

となります。

さらに、ここに住民税が加算されます。住民税は、

課税所得 × 10%住民税率 + 均等割 = 約30万円住民税
住民税については、住民税とは?を参照。

となります。
※住民税は前年の所得について計算されるので、その年に得た所得については翌年の住民税に反映されます。

所得については、所得ページを参照。
雑所得の確定申告は?
給料をもらっており、副業で雑所得が一定以上ある方は確定申告をする必要があります。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページを参照。

確定申告が必要な人や必要なものは?