YouTubeの収益はいくらから税金かかる?103万円?学生でも?

2022.08.31 更新

「毎月会社からもらう給料」以外の方法で収入を得るひとが増えています。この記事ではYouTubeで得た収益の税金について説明していきます。
この記事の目次
YouTubeの収益にも税金がかかる?

YouTubeで得た収益にも税金はかかります。したがって、YouTubeでお金を稼いだ場合は確定申告によって税金を納めなければいけません。


ただし、1年間のYouTube収益がおこづかい程度なら税金はかかりません。


1年間の収入がいくらなら税金がかからないのか、確定申告は必要なのか等、くわしい金額については下記で説明しているのでチェックしておきましょう。

この記事の要点

  • 45万円を超えると税金がかかり始める。
    ※くわしくは下記で説明しています。

  • 扶養されている人は合計所得48万円に注意。
    ※くわしくは下記で説明しています。

  • YouTubeで稼いだら基本的に確定申告が必要。
    ※くわしくは下記で説明しています。

  • 給料をもらっている場合は20万円以下なら確定申告しなくてもいい場合がある。
    ※くわしくは下記で説明しています。

では最初に、YouTubeの収益はいくらから税金がかかるのか下記で見ていきましょう。特にYouTubeの収益がおこづかいくらいの金額の方はチェックしておきましょう。

YouTubeの収益はいくらから税金がかかる?

会社員やアルバイトをして給料をもらっている人はYouTubeで収益が発生したら税金がかかる場合がほとんどです。


しかし、勤務先からもらった給料とYouTubeの収益の合計があまり多くない場合は、税金がかからない場合もあります。


以下に会社員・個人事業主・学生・無職の場合についてそれぞれ説明しています。

個人事業主の場合は?

個人事業主はYouTubeからの収益が発生すれば税金がかかります。ただし、事業所得と雑所得(YouTubeからの収益)の合計が1年間(1月~12月まで)で45万円以下なら税金はかかりません。
※YouTubeの活動を事業としている場合はYouTubeからの収益は事業所得となります。雑所得については雑所得を参照。
※45万円を超えると住民税がかかります(住んでいる地域によっては42万円や38万円の場合があります)。
※48万円を超えると所得税がかかり始めます。

※住民税がかかると家庭によっては住民税非課税世帯でなくなり、介護費用などが高くなる場合があるので注意しましょう。

会社員やアルバイトの場合は?

会社員やアルバイトはYouTubeからの収益が発生すれば税金がかかります。ただし、給与所得と雑所得(YouTubeからの収益)の合計が1年間(1月~12月まで)で45万円以下なら税金はかかりません。
※くわしくは以下の計算例で説明しています。
※45万円を超えると住民税がかかります(住んでいる地域によっては42万円や38万円の場合があります)。
※48万円を超えると所得税がかかり始めます。
※経費は0円としています。未成年の場合は48万円以下なら税金がかかりません。雑所得については雑所得を参照。

※副業で税金がいくら増えるか気になる方は下記の記事をチェック。
副業すると税金はいくら増える?年収別シミュレーション




収入がYouTubeの収益だけだったら?

現在無職であり、収入がYouTubeからの収益のみである場合はYouTubeからの収益が1年間(1月~12月まで)で45万円以下なら税金はかかりません。
※45万円を超えると住民税がかかります(住んでいる地域によっては42万円や38万円の場合があります)。
※48万円を超えると所得税がかかり始めます。
※経費は0円としています。未成年の場合は48万円以下なら税金がかかりません。雑所得については雑所得を参照。

※住民税がかかると住民税非課税世帯でなくなり、家庭によっては介護費用などが高くなる場合があるので注意しましょう。


学生の場合は?

学生の場合はYouTubeからの収益が1年間(1月~12月まで)で45万円を超えると税金がかかります。
※45万円を超えると住民税がかかります(住んでいる地域によっては42万円や38万円の場合があります)。
※48万円を超えると所得税がかかり始めます。
※未成年の場合は135万円まで住民税が0円となります。


また、アルバイトをしている学生の場合は給与所得と雑所得(YouTubeからの収益)の合計が1年間で45万円以下なら税金はかかりません。
※くわしくは下記の計算例で説明しています。
※45万円を超えると住民税がかかります(住んでいる地域によっては42万円や38万円の場合があります)。
※48万円を超えると所得税がかかり始めます。
※未成年の場合は135万円まで住民税が0円となります。
雑所得については雑所得とは?を参照。

※住民税がかかると住民税非課税世帯でなくなり、家庭によっては介護費用などが高くなる場合があるので注意しましょう。


では次に、YouTubeで収益があっても税金が0円になる計算例について下記で説明していきます。

YouTubeで収益を得ても税金がかからない計算例

たとえば1年間(1月~12月まで)の給料が80万円、YouTubeでの稼ぎが20万円(雑所得)の場合。

まず、給与所得は、

80万円給与収入55万円給与所得控除 = 25万円給与所得
※給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。
こちらのシミュレーションで給与所得の計算ができます。

となります。

つづいて、雑所得は、

20万円YouTubeの収入0円経費 = 20万円雑所得
※計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
※YouTubeからの収益は雑所得になります。

となります。

したがって、あなたの子供の合計所得金額は、

25万円給与所得 + 20万円雑所得 = 45万円合計所得金額
※合計所得金額については合計所得金額とは?を参照。

となります。所得の合計が45万円以下なので所得税住民税もかかりません。このように、稼いだ金額があまり多くなければ税金は0円になります。
※住民税については合計所得が45万円以下なら0円になります(市区町村によっては42万円や38万円の場合があります)。
税金がかからない理由はそれぞれ下記の記事で解説しています。
住民税がかからない?住民税が0円になるとき。
なぜ所得が48万円以下だと所得税は0円になる?

では次に、YouTubeの収益があるひとは確定申告が必要かどうかについて下記で説明していきます。

確定申告をする必要はある?

YouTubeからの収益があったときは基本的には確定申告をする必要があります。
合計所得が48万円以下なら申告しても所得税は0円になります。


ただし、会社員やアルバイトの場合はYouTubeからの収益が1年間で20万円以下なら確定申告をする必要がありません。


以下に学生の場合などの確定申告についても説明しています。

個人事業主の場合
個人事業主の場合は雑所得(YouTubeからの収益)が発生すれば申告をする必要があります。
※雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。
※YouTubeの活動を事業としている場合はYouTubeからの収益は事業所得となります。


収入がYouTubeだけの場合
収入がYouTubeだけの方は雑所得(YouTubeからの収益)が1年間(1月~12月まで)で48万円以下なら所得税が0円となります。48万円を超えた場合には確定申告をしなくてはいけません。
※ただし、所得が0円でも確定申告をすることをオススメします。本人の所得が0円であることを役所で確認できれば保険料などが減額されるので、確定申告をして自分の所得を申告しておきましょう。
※48万円以下でも確定申告をしない場合は住民税の申告が必要になります(確定申告をする場合は住民税の申告は必要ありません)。確定申告はネットで簡単にできるので、下記を参考にサッと確定申告を終わらすことをオススメします。

※出典:国税庁確定申告が必要な方



学生の場合は?
アルバイトをしていない学生は?
学生の方は雑所得(YouTubeからの収益)が1年間(1月~12月まで)で48万円以下なら所得税が0円となります。48万円を超えた場合には確定申告をしなくてはいけません。
※48万円以下でも確定申告をしない場合は住民税の申告が必要になります(確定申告をする場合は住民税の申告は必要ありません)。確定申告はネットで簡単にできるので、下記を参考にサッと確定申告を終わらすことをオススメします。
※出典:国税庁確定申告が必要な方
アルバイトをしている学生は?
アルバイトをしている学生については雑所得(YouTubeからの収益)が1年間(1月~12月まで)で20万円以下の場合は確定申告をする必要はありません。
※給与所得と雑所得のほかに所得が無い場合。
※経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。
※20万円以下でも確定申告をしない場合は住民税の申告が必要になります(確定申告をする場合は住民税の申告は必要ありません)。確定申告はネットで簡単に作成できるので、確定申告をすることをオススメします。確定申告のやり方は下記で説明しています。

※出典:国税庁給与所得者で確定申告が必要な人

注意:親の税金が上がる?
48万円を超えて確定申告をした場合には親が支払う税金が上がってしまうことになります。くわしくは下記の103万円の壁はYouTubeの収益とは関係ない?で説明しています。


会社員やアルバイトの場合
給料のほかにYouTubeからの収益が加われば税金が増えることになります。
ですが、アルバイトやサラリーマンなどの勤務先から給料をもらっている方の場合、雑所得(YouTubeからの収益)が1年間(1月~12月まで)で20万円以下ならば確定申告をしなくてもいい決まりになっています。

※給与所得と雑所得のほかに所得が無い場合。
※経費は0円としています。雑所得については雑所得とは?を参照。


確定申告をしない場合、雑所得が20万円以下でも住民税の申告が必要になります(確定申告をした場合、住民税の申告は必要ありません)。確定申告はネットで簡単に作成できるので、確定申告をすることをオススメします。確定申告のやり方は下記で説明しています。
※確定申告をする場合は、20万円以下だとしても雑所得の申告をしなければいけません。
※出典:国税庁確定申告を要しない場合の意義
※参照:国税庁給与所得者で確定申告が必要な人

では次に、YouTubeで収入がある場合の確定申告のやり方について下記で説明していきます。
※今はネットでかんたんに確定申告書を作成できるので面倒くさがらずに申告書を作成してみましょう。

YouTube収益がある場合の確定申告のやりかた

YouTubeからの収益(雑所得)があるひとは確定申告をすることになります。


今はネットでかんたんに確定申告書が作成できます。作成した申告書を税務署に郵送すると申告完了となります。


確定申告をする期間は決まっており、今年1年間(1月~12月まで)の収入について確定申告をする場合は翌年の2月16日~3月15日までに申告をしましょう。
※遅れても申告はできますが税金が加算される場合があります。

YouTube収益がある場合の確定申告のやりかた

▶確定申告のながれ
STEP➊身分証明書など必要なものを用意する
STEP➋確定申告書を作成する
STEP➌確定申告書を郵送する(税金を支払うまたは払い戻される)


※YouTubeで稼いで申告が必要になったときは確定申告をしましょう。無申告がバレるのが不安になるくらいなら、下記の記事を参考にしてネットでサッと確定申告を終わらせましょう。税務調査されなければバレないと考えている方も、発覚したときのデメリット(税金の加算)が大きいので申告することをオススメします。

くわしいやり方や手順は下記の記事で説明しています。
雑所得(YouTubeの収入など)があるひとの確定申告のやりかた

確定申告をするのが不安な方は試しにテキトーに金額を入力して申告書のつくりかたを練習してみてもいいかもしれません。
※税務署に郵送する申告書に正しい金額を入力すれば問題ないので、ためしに申告書を何枚も作ってみましょう。

103万円の壁はYouTubeの収益とは関係ない?

103万円の壁とは「親族の税金の負担が増すボーダーライン」のことをいいます。収入が103万円を超えてしまうと扶養親族の対象から外れて親族の税金が約5~17万円高くなってしまうことになります。
※親に扶養されている場合に限ります。くわしくは扶養控除とは?を参照。


ただし、この103万円の壁とは「アルバイト等の給与収入のみ」で考えた場合のボーダーラインです。ここにYouTubeの収益が入ってくると103万円の壁ではなくなり、話が変わってきます。



くわしく説明するために、まず合計所得金額の説明をしていきます。たとえば、給与収入のみで103万円とは給与所得48万円のことであり、他に所得がないので合計所得金額が48万円になります(以下の計算例)。

合計所得金額48万円の計算例
1年間の給与収入が103万円のとき、給与所得は、

103万円給与収入55万円給与所得控除 = 48万円給与所得(合計所得金額)
給与所得や給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。

となります。所得が他にないので合計所得金額48万円となります。

この合計所得金額48万円という金額が上記で説明したボーダーラインであり、48万円以下ならあなたは扶養親族でいられるので親族の税金は増えません

ですが、あなたの1年間の合計所得金額が48万円を超えてしまうと親族の税金が高くなってしまうことになります。

つまり、上記で説明した「103万円の壁」とは、くわしく言い換えると「合計所得金額48万円の壁」ということになるわけです。

給料以外にYouTubeの収益がある場合のシミュレーションをしてみよう

では、あなたが給料以外にYouTubeからの収益を得ている場合の合計所得金額をシミュレーションしてみましょう。

たとえば、アルバイトで1年間(1月~12月まで)の給与収入が50万円、1年間のYouTubeの収入が53万円とすると、合計の収入は103万円になりますが、合計所得金額は以下のように53万円となります。

まず給与所得を計算

50万円給与収入55万円給与所得控除 = 0円給与所得
※給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。



次に雑所得を計算

53万円YouTubeの収入0円経費 = 53万円雑所得
※計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
※雑所得については雑所得とは?を参照。




次に給与所得と雑所得を合計

0円給与所得 + 53万円雑所得 = 53万円合計所得金額
※雑所得については雑所得とは?を参照。

上記の場合、「合計所得金額48万円の壁」を超えてしまっているので、この場合あなたは扶養親族から外れて「親族の税金の負担が増す」ことになります。



収入がYouTubeだけの場合は?
もしあなたが親などに扶養されており、収入がYouTubeのみだとします。

この場合、1月~12月までのYouTubeの利益(雑所得)が48万円を超えると扶養から外れてしまいます(学生であっても学生じゃなくても関係ありません)。
※YouTubeの利益(雑所得)が48万円を超えると、合計所得金額が48万円を超えるため扶養から外れる。
※扶養親族でいられる条件は1年間の合計所得金額が48万円以下でなければならない。


したがって、現在あなたが学生などで親の扶養親族になっている場合には「合計所得金額48万円の壁」に注意しながらYouTube活動やアルバイトをしていきましょう。


親に扶養されている子供がYouTubeで稼いでいる場合は?

上記でも説明したように、親に扶養されている子供がYouTubeでお金を稼いでいるときに気をつけないといけないのは「扶養から外れると親の税金の負担が増してしまう」ことです。


YouTubeで稼いだ金額がそれほど多くなければ問題ないのですが、扶養から外れれば親の税金は約5万円~17万円増えてしまいます。
※親の年収によってさらに増える場合もあります。


親の扶養から外れたくなければ、1年間の合計所得金額を48万円以下にしておく必要があります。
※つまり、収入がYouTubeだけなら広告収入を48万円以下にしておくということ(経費が0円の場合)。

扶養から外れたとき税金はいくら増える?130万円以上で社会保険の扶養からも外れる?

年齢が19歳未満であり、親の年収が400万円の場合、扶養を外れると約5万円税金が高くなります。
※親の年収によってはさらに増えます。くわしくは下記の記事を参照。
また、年収130万円以上になると社会保険の扶養からも外れるので注意しましょう。くわしくは下記の記事をチェックしておきましょう。

子どもがYouTubeでお金を稼いでいる…扶養控除はどうなる?

では次に、YouTubeを副業にしてお金を稼ぐ場合について下記で説明していきます。税金が上乗せされます。

副業でYouTubeをしている場合は?

会社員やアルバイトの方でYouTube収入がある場合は稼いだ金額に応じて税金が上乗せされます。


また、会社員やアルバイトなどの方は勤務先がやってくれる源泉徴収年末調整によって税金を納めることになりますが、副業としてYouTubeの収入がある場合は、確定申告をして副業で稼いだぶんの税金を納めなければなりません。


ですが、1年間の副業収入が20万円以下なら確定申告をしなくてもいい決まりになっています。くわしくは下記の記事で説明しています。

副業をする場合は勤務先が禁止していないか確認しておくことをオススメします。
※会社の契約によっては副業がバレると解雇されたりするので気をつけましょう。

ここまでのまとめ(YouTubeの手取りはいくら?)

ここまで説明したように、YouTubeでお金を稼げば税金がかかりますが、その金額がたいして多くなければ税金がかかりません。

また、サラリーマンやアルバイトなどの場合、稼いだ金額が少なければ確定申告をする必要がないのも覚えておきましょう。

YouTubeでお金を稼ごうとしている方は下記のまとめをしっかり覚えておきましょう。

ここまでのまとめ

  • 収入がYouTubeだけの場合、45万円以下なら税金がかからない
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 親などに扶養されており、YouTubeで稼いでいる場合は103万円の壁じゃなくて48万円の壁に注意
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 親などに扶養されている場合、YouTubeでお金を稼いで扶養から外れてしまうと税金が増額する
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 給料をもらっているひとは、YouTubeで稼いだお金が20万円以下なら確定申告をしなくてもいい。ただし、確定申告をしない場合は住民税の申告が必要になる。
    ※くわしくは上記で説明しています。
YouTubeの手取りはいくら?

YouTubeでたくさん稼ぐつもりなら下記の記事で手取りや税金などをザッと把握しておくことをおすすめします。
手取りを大まかに把握しておけば、税金等の支払いのために残しておかなきゃいけない金額も把握できるので、300万円や500万円などたくさん稼ぐつもりの方はチェックしてきましょう。ちなみに、YouTube収入が300万円の場合、手取りは約220万円になります(経費は0円としています)。

【YouTubeの収益別】税金はいくらかかる?収入10~1,000万円でどれくらい?